【鼻炎】くしゃみがでなくなり顎の痛みが取れました

Nさんは鼻をかむとくしゃみがでてしまう体質で、

月に数回くしゃみが止まらなくなることに悩まれていました。

特に仕事中に止まらなくなると疲れて眠くなるため改善したい

という思いから来院されました。

鼻水は毎日頻繁にでるということで鼻を触診すると強く反応がありました。

顎にも反応があり、顎について聞いてみると

顎関節症で口を大きく開けると痛みがでるとのことでした。

鼻の状態が悪いと口呼吸になってしまい無意識に食いしばって顎の筋肉を硬くさせます。

鼻を治療することで改善するとお伝えすると驚いていました。

治療は主に顔周りを鍼やローラ鍼で治療しました。

5回目から鼻をかむことが少なくなり、7回目には鼻をかんでもくしゃみがでず、

くしゃみが止まらなくなることもなくなりました

その後、12回の治療を終えて顎の痛みもなくなり卒業しました。

~担当から一言~

仕事に集中できるようになって良かったです。

 

【花粉症対策】

花粉症の症状を少しでも抑えるため、

そして今後発症しないためのおすすめの方法を紹介します。

 

1:舌下免疫療法

今シーズンに入ってから、病院でこの治療を受けている人が

増えてきていると感じました。

本格的な花粉シーズン前から準備が必要ですが、

事前にちゃんと準備していれば症状をある程度抑えることができます。

病院に行くのは面倒な気がしますが、

やり方は簡単でほとんどは自宅ですることになります。

保険も適用され、副作用もほとんどない安全な治療法です。

近年国の政策として花粉症対策をしていることもあって、

今後最もメジャーな治療になっていくと思います。

今期はもう遅いですが、来シーズンに向けて6月あたりに病院に行ってみましょう

 

2:鼻うがい

これは当院でも何度も勧めていますね。CMでも見ない日はなくなってきました。

鼻うがいが一般的な方法として認知されるのを心から願っています。

即時的な効果もありますが、シーズンオフ中にすることで

粘膜が強くなり長期的な効果も期待できます。

軽度の花粉症であれば鼻うがいだけで改善することもあるのでぜひ試してみてください。

最初は怖いと思いますが、私の感覚からするとウォシュレットと同じイメージです。

 

3:2重マスク

コロナ対策で注目された2重マスク。科学的にも根拠のある感染予防対策です。

ということはウィルスよりも圧倒的に粒子が大きいので、もちろん効果ありですね。

さらに外側のマスクを家に入る前に捨てることで

マスクに付着した花粉を自宅に入れない効果もあると私は考えています。

3重のマスクとしておすすめなのは鼻の粘膜にワセリンを塗ることです。

 

4:食物繊維を食べ、動物性たんぱく質を食べない

腸内環境は免疫の働きに関与します。

同じ食事でも動物性たんぱく質が多いと免疫は強く働き、

食物繊維が多いと免疫は抑えるほうに働きます。

なので、花粉のストレスで肉ばっかり食べてはいけません

どんどん反応が強くなります。

シーズン中は肉を食べないようにして、野菜中心の生活に切り替えてみてください。

不足したたんぱく質は豆腐など豆類で補いましょう。

 

5:花粉を持ち込まない

花粉症のつらいところは寝ているときにつまることで寝不足になってしまいます。

なので、自宅や特に寝室に花粉を持ち込まない工夫をしましょう。

その工夫としては

・洗濯は外に干さず、乾燥機を使う

・部屋の空気の入れ替えは夜に行う、寝室は空気清浄機のみ

・玄関の外で上着を抜いで、帰ったらお風呂に直行

・湿度は常に高くして、こまめに床をふき取る。

最近の家は24時間換気がついているのでなかなか難しいですが、

換気口もフィルタをつけるなどの工夫も必要かもしれません。

 

6:顔を冷やす

これは緊急対策の方法です。

どうしても目や鼻がぐずぐずで集中できない、

不快感はMAXの時はアイスノンなどを使って

目や鼻のあたりをガンガンに冷やしましょう。

不快感の多くは炎症による神経の興奮です。

それは鼻水があったとしても、神経の興奮が収まれば不快感は軽減されます。

しっかり冷やせば神経の稼働は小さくなり、炎症も軽減するので少し楽になります。

 

今回は6つの方法をお伝えしました。

どれも長期的にも短期的にも効果のある方法です。

少しでも楽に過ごせるように一つでもいいのでぜひ試してみてください。

ミントはり灸院 三ノ宮院