耳鳴りを訴えて来院されたMさん。
1年前から耳鳴りが続いていて、気になって眠れないことが悩みでした。
耳鼻科では異常なしと診断され、
先生には「肩こりが原因でしょう」といわれたそうです。
処方された飲み薬のおかげで日中の耳鳴りは治まったものの
寝る前の耳鳴りは改善せず鍼灸治療を試してみることに。
触診すると内耳と鼻、咽に強く反応が出ていました。
そこを重点的に鍼やローラー鍼で治療し、
免疫力を高めるために肝臓や小腸にお灸をしました。
治療3回目でわずかな耳鳴りの変化を実感。
5回目の治療で気にせず眠れるようになりました。
その後、5回の治療で耳鳴りは無くなり
ぐっすり眠れて肌の調子が良いと嬉しそうに話されていました。
そこからメンテナンスとして数回通われたあと、卒業されました。
~担当から一言~
表情も明るくなって良かったです(*^^*)
【突然耳がおかしくなった】
数年前学会の移動で飛行機を使いました。
同行していた先輩が新千歳に着くなり「耳がおかしい」と言いだしたのです。
その症状は「耳が塞がった感じ」「聞こえにくい」
「音が反響する」といった感じでした。
片側の耳がおかしくなったときの不快感はたまりません。
先輩も眉間にしわを寄せていました。
耳の中にある耳管が咽の炎症や鼻の炎症があることで、耳抜きがしずらくなります。
その状態で飛行機に乗って、気圧の変化が激しくなったところで上手く調整できず、
耳の内部まで気圧の影響を受けます。
その結果、耳の痛み、難聴、めまいなどが起きてしまいます。
治療としては、抗炎症剤を飲むか、ひどい場合は鼓膜を切開することもあります。
予防方法としては、咽や鼻が弱い人になりやすいので、鼻通りを良くする薬を入れたり、
炎症を抑える抗ヒスタミン薬を前もって飲んでおくなどの対処方があります。
もちろん鍼灸治療でも対応可能です。
今回の先輩の場合も私が治療しましたが、耳の下の中耳のツボに少し深めに鍼をします。
深めに鍼をしたのは、早くに効果を出すためと移動しながらだったので抜け防止です。
症状が発生して2時間、治療をして1時間後には不快感も消えました。
実は私も旅行の帰りになったことがあります。
その時は咽が弱っていた時でした。
気圧の力というのは見えないですが、思ったよりも大きいものです。
弱い方だと新幹線、車でもなってしまいますし、
天候の変化で軽く症状が出る場合もあります。
特に疲れていて、咽と鼻が弱っている時は要注意しましょう
お電話ありがとうございます、
ミントはり灸院 三ノ宮院でございます。