同業のYさんは4ヶ月前から咳が止まらなくなりました。
施術中に咳が出そうになることもあり、
そのたびに隠れて咳をしてしのいでいました。
コロナのこともあって空咳であっても周りの目が気になり病院へ。
吸入薬を処方されましたが、効果が出るのはその時だけで咳は続きました。
勉強会で院長と会い、「治りますよ。」という話を信じて当院に来院。
胸のあたりを触診するとそれほど反応は強く出ていません。
それよりも咽と鼻の反応が強く出ていました。
以前から慢性鼻炎はあるが、鼻水はでていないとのこと。
後鼻漏で咳を誘発している可能性があると考え、
鼻炎の治療と自宅での鼻うがいを指示しました。
2回目時点で半分、3回目で3分の1まで咳をする回数が減少。
年末年始を挟んでも咳をすることがほとんどなくなったので5回目で卒業となりました。
~担当から一言~
同業の先生への治療はこちらも勉強になりました。
【季節を問わず咳が止まらない】
咽や気管支の症状と言えば冬のイメージがありますが、
最近ではあまり関係なく発生しているようです。
一度、空咳になると。咳が止まりません。
仕事や何かに忙しい日中はまだ頻度がすくないですが、
自宅に帰ってからが酷くなります。
特に寝る前には、咳が止まらなくなり。いつまでも寝ることができません。
背中や首の筋肉も強く緊張してしまうので、
肩こりや背中や頭の痛みなどを併発することもあります。
しかし、咳があるからといって熱が出ているわけでもなく、
強い薬を出すわけにはいかないので、
咳止めの薬では顕著な効果が出ないまま慢性化します。
空咳の原因は空気にあります。
最近は気密性の高い建物が多くて、空調はエアコンで管理をしています。
エアコンの風で問題なのが、寒さよりも「カビ」です。
フィルターをこまめに掃除している職場は少ないと思います。
カビは咽に入ると炎症を起こしてしまうので、
イガイガを起こしてしまい、そこから咳を誘発します。
しかし、そうであれば職場の人全員が咳で悩まないといけません。
なぜ女性に多いかというと、それは免疫力の低下です。
カビが咽や鼻の粘膜についたとしても、免疫の働きがあればサッと片づけてくれます。
ですが、低下した状態ではいつまでも残り続けて、炎症が広がってしまいます。
お電話ありがとうございます、
ミントはり灸院 三ノ宮院でございます。