Nさんは1ヶ月ほど前に回転性のめまいがありました。
それから強いめまいはないものの、朝起きた時のめまいの有無で一日寝込んだり、
体調が決まるので外出や友人との約束ができないと話していました。
パニック発作の経験があり、「いつまでこの不調が続くのか不安」と話していました。
触診すると耳の内耳、中耳、咽に反応が強く出ていたので集中的に治療をしました。
自宅でのローラー鍼を勧め週に2回の治療を開始。
4回目くらいからめまいの頻度が一気に減り、本人も驚いていました。
その後一進一退ありましたが現在、順調に回復しています。
~担当者から一言~
ローラー鍼が気に入って、いつも持ち歩いているというNさん。
「久しぶりに旅行に行きます」と嬉しそうにお話してくださいました。
【鼻水のでない鼻炎がある】
上咽頭炎というのをご存知でしょうか?
風邪を引いてつばを飲む時に痛くなるところが上咽頭です。
風邪の場合は急性上咽頭炎ですが、これが慢性化した状態もあります。
炎症というのは浸出液という鼻水のようなドロドロの液体が出ます。
もちろん上咽頭炎も液体がでますが、鼻と咽の角のところにできるので、
液体は咽の奥に流れ落ちていきます。
鼻炎は鼻の粘膜から液体がでるの鼻水となり自覚しやすいですが、
上咽頭炎は自覚しずらいのが特徴です。
この上咽頭炎は最近の研究で
さまざまな症状の原因になっているのでは?と言われています。
耳鳴り、難聴、めまい、嗅覚障害、頭痛、
はたまた腎臓病からうつ病までその範囲は広いです。
何故そんなことが起きるかというと、上咽頭の近くには副交感神経があるからです。
炎症によって機能低下を起こすことで、全身の不調を引き起こしているわけですね。
我々がこれまで見てきた患者さんの中にも
触診で鼻炎と感じるものの、実感がないという方は以外と多いです。
この隠れた鼻炎を見つけ方は鼻の奥の奥のほうに唾液を飲んだ時に残る感じがあれば
上咽頭が腫れている可能性があります。
セルフケアは簡単です。
予防は口呼吸を防ぐこと、鼻を乾燥させないことです。
炎症へのケアはノドヌールなどの仰向けの状態でシュっと噴霧することです。
仰向けのまま30秒キープさせてください。
咽と鼻の角にあるので液が滞留して殺菌してくれます。
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ミントはり灸院 三ノ宮院でございます。